1分でわかる! 映画「カメラを止めるな!」のココが面白み!

ども。ぴょんの助です。
伊集院光さんがレディオで絶賛していた映画「カメラを止めるな!」を早速観に行ってきました!

あらすじ

伊集院さんが「なんの前情報もないほうが楽しめる!」と言っていたとおり、本当にまっさらな状態で観に行ったので、突然ゾンビ映画が始まったときにはびっくりしましたよ!

グロ苦手な方もがまんがまん。

※今回の記事はこの予告を見てから読んでいただくと、もっとスムーズにあらすじが理解できます

時は201X年。

ある映画のワンシーンの撮影中。
※後からわかることですが、これは「映画」ではなくCSの「ゾンビ専門チャンネル」のドラマという設定。

彼氏がゾンビになってしまった女の子。

この役を演じる女優がNGを連発し、監督がキレるシーンからスタートします。
※私たち映画館の観客にはこれが「映画内映画」であることはわかるのですが、その「映画内映画」がガチなのかお笑いなのかはまだわかりません。

熱心すぎて暴走した監督は、突然、映画のロケ地である廃墟の屋上に血糊をばらまきます。
※後からわかりますが、これがゾンビを蘇らせたという設定です。

すると、「映画内映画」のスタッフたちに異変が起こります。休憩中の出演者に突然ゾンビとなって襲いかかってくるのです。
そこからは阿鼻叫喚。
延々とゾンビ映画です。
謎の間があったり、変な物音が入ったりしますが、フツーのゾンビ映画のようです。
そして、最後には主人公の女の子がゾンビたちに打ち勝ち、エンドロールが流れます。
※ここまで約40分弱。私たち映画館の観客には、これが「映画内映画」のエンドロールであることはわかりますが、それ以上のことはわかりません。「何を見せられているのだろう?」という気持ちです。

さて、そのエンドロールが終わると「1ヶ月前」のテロップとともに、「ネタばらし」編がスタートします。

 

「映画内映画」で熱心な監督を演じていた男は、実は日暮という売れない映像ディレクター。
普段は、テレビの再現VTRなどを短時間・低予算でなんのこだわりもなく撮影しています。

そこに、舞い込んできたのが「ゾンビ専門チャンネルの「生中継ドラマ」」の話。
そのドラマは、「ゾンビ映画の撮影中にスタッフが次々とゾンビになってしまう」というもの。
日暮は気乗りしませんが、しぶしぶ引き受け撮影スタート。

しかし、撮影当日……。

監督役の俳優は交通事故で来れなくなってしまいます。
その他にも体調不良の役者がいたり、機材トラブルがあったりとバタバタです。
しかし、「生中継」ですので、撮影を遅らせることはできません。
とうとう日暮本人が「監督役」となって撮影がスタートします。
※ここから、私たち映画館の観客が冒頭40分にわたって見せられていた「映画内映画」がこのドタバタの「生中継ゾンビドラマ」の「オンエア版」だったことがわかります


ここからは、冒頭のゾンビ映画の「オンエア版」の裏側となります。
映画館内は爆笑です!
機材トラブルを組体操で切り抜けたり、台本のズレを修正したり……。
冒頭40分はシリアスだったので、その反動が大きな笑いを生み出します。
そして、エンドロール。
このエンドロールは2回目ですが、今回は裏側から見たエンドロールになっています。

 

感想

グロいの苦手なんで、本気で席を立ちかけましたが何とか耐えました。
映画開始から37分も続くのでつらいのですが、この「37分」という「やや長め」な時間が後半の「ネタバレ編」の笑いを生み出しているのだと思います。

前半の私たち映画館の観客が感じた
「聞いてた映画と違うけど?」
「グロくて嫌なんだけど?」
「いったいいつまで続くの?」
「え? こことここ、話がつながってなくない?」
といった、「疑問」「嫌悪感」「とまどい」が、後半すべて「笑い」に昇華されていきます。
邦画としては、振り切れていますので、日本人よりも外国人に受けるだろうな! という印象です。
「映画内映画」というメタフィクションの手法はたまにありますが、本作はさらにその上をいく設定。

三谷幸喜の「レディオの時間」のゾンビ版といった感じでしょうか。

ただし、冒頭の「映画内映画」で感じた「謎の間」や「変な物音」などが、実はトラブルが原因だった……ということがわかるなどやや高度な伏線→回収 となっているので、三谷映画よりもやや大人向きかもしれません。

私たち映画館の観客の「違和感」すら、コントロールされていたのです。

 

キャスト

キャストで一番気になったのは、しゅはまはるみさん!

しゅまはら

なつかしい「TBC」の「ナオミよー」のCMにも出演されていたとか!

まとめ

これから、どんどん上映館も増えていくことと思います! ぜひ観に行ってみてください!

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